先月下旬、国民的人気アイドルの嵐が活動休止を公式サイトで発表しました。ファンが固唾を飲んで動向を見守る中、メンバー全員で記者会見を行い、5人の発言に注目が集まりました。記者のどの質問にも真摯かつ丁寧に受け答えるメンバーの姿は会見を見た人々に、嵐のグループとしての絆の強さを感じさせてくれましたね。
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Q. 平成に引退・休業した有名人の中で「去り際が美しかった」と思う人を選んでください(複数回答)。
(平成31年1月末までに引退・休業・去った人)
10位 新しい地図、宝生舞(同率) 各4%
9位 桜井幸子(女優) 7%
8位 嗣永桃子( 元Berryz工房)8%
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10位には新しい地図(引退ではない去り際ですが)=稲垣吾郎(45歳)、草なぎ剛(44歳)、香取慎吾(42歳)と、宝生舞(42歳)が同率でランクインしました。元SMAPの稲垣、草なぎ、香取ですが、SMAPの解散会見は様々な物議を醸しました。しかし、新事務所CULENに移籍後は、インターネットテレビ局やYouTubeなど活躍の場を広げています。過去にとらわれることなく、新しい環境で挑戦し続ける3人の姿に元気づけられるファンも多いのではないでしょうか。
同じく10位の宝生舞は人気ドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)でクセのあるOL役を演じるなど、女優として数多くのドラマ・映画で活躍。その後、2007年に結婚し、2010年に公式サイトにて「これからの人生、自分自身をしっかりと確立させたい」と引退を発表しました。
不朽の名作『高校教師』(TBS系)でヒロインを演じた桜井幸子(45歳)は9位にランクイン。桜井は2009年に公式ホームページで引退を報告。海外留学の経験がきっかけとなり、「より一層社会的見聞を広め、社会に貢献できる個人を目指し、実り豊かな人生となるよう、目標を定め、研鑽に努めて参りたいと考えております」とファンにむけて意志の強いメッセージを送っています。
8位は「ももち」の愛称で人気を博した嗣永桃子(26歳)がランクイン。
Berryz工房の結成メンバーでカントリー・ガールズのプレイング・マネージャーとして、アイドル活動をしてきた嗣永はファンの間では「嗣永プロ」と呼ばれるほど、夢を見させてくれるアイドル像を徹底して、活動していました。
プライベートでもスキャンダルはゼロ。さらには、忙しい芸能活動のなかで小学校と幼稚園の教員免許を取得するという努力家で、引退後は「児童教育の道を突き進む」と宣言してきっぱりと芸能界を去りました。どこまでもかっこいい引き際です。
続いて、気になるベスト7位~4位を紹介していきます。
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7位 小林麻耶 9%
6位 上岡龍太郎 10%
5位 大橋のぞみ 16%
4位 田村正和 19%
元フリーアナウンサーの小林麻耶(39歳)が7位にランクイン。
小林は2018年に結婚と同時に公式ブログにて芸能界からの引退を報告をしました。「突然の報告ではありますが、今後は大好きなメディアの仕事を離れ、全身全霊、家族のために日々たくさん働きたいと思います。(原文ママ)」とコメント。引退した今も、公式ブログやインスタグラムは更新しており、幸せそうな結婚生活がうかがえます。
6位には、関西お笑い界の巨匠・上岡龍太郎(76歳)がランクインしています。かねてから「ボクの芸は20世紀で終わり」と公約していたとおり、58歳の若さでスッパリと芸能界を引退しています。
5位には、映画『崖の上のポニョ』(スタジオジブリ)の主題歌で歌手デビューし、『第59回NHK 紅白歌合戦』(NHK)にも出演を果たした元子役の大橋のぞみ(19歳)がランクインしました。人気子役としてドラマや映画にも出演していたなか、2012年に突然の引退。「学業に専念したい」とし、活動休止ではなく、芸能界引退という形で芸能界から去りました。
4位にはドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)など、数々の人気ドラマで主役をはってきた、日本を代表する俳優の田村正和(75歳)がランクインしています。
田村は2018年に写真誌のインタビューで引退を宣言。自身が主演を務めた、ドラマ『眠狂四郎 The Final』(フジテレビ系)の完成前の試写を見て、「これじゃダメだな」と痛感して引退を決意したと語っています。「引退を大っぴらに言うのは趣味じゃないから」とのことで、公に宣言することなく、ひっそりと芸能界を引退。多くを語らず、どこまでもダンディな田村らしい引き際と言えるかもしれません。
では、気になる3位からの発表です。
◆3位 堀北真希 23%
日本を代表する人気女優として数々のドラマ・映画に出演してきた堀北真希(30歳)が3位にランクイン。
堀北は、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)に出演し注目を集め、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(東宝)では第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』ではヒロインを演じ、国民的な人気女優としての地位を確立しています。2015年に俳優の山本耕史(42歳)と結婚し、2016年には第一子を出産。そして、幸せの絶頂の2017年に公式サイトで「あたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています。(原文ママ)」と芸能界引退を報告。人気も幸せも絶頂の中、表舞台からあっという間に姿を消しました。
◆2位 滝沢秀明 29%
タッキーこと滝沢秀明(36歳)が2位にランクインしています。
ジャニーズJr.時代から、人気アイドルとして事務所を引っ張り続けてきた滝沢は2018年に電撃引退をしました。
引退後は、ジャニー喜多川社長の後を継ぎ、裏方に徹すると宣言。「プレイングマネージャーの道はあるが、Jr.といえども、一人の人生。そこに責任を持つからには、僕自身も覚悟を持たなければいけない」と強い意志を表明しています。復帰の可能性については「ないです」と断言。どこまでもストイックでかっこいい決断です。
◆1位 安室奈美恵 48%
堂々の1位は安室奈美恵(41歳)でした。
活動中はもちろんのこと、引退コンサートまですべてが伝説となった歌姫・安室奈美恵。2018年に引退する最後の最後まで、一流のエンターテイナーとして、ファンに感動と希望を与え続けてくれました。
先月放送された「NHKスペシャル 平成史スクープドキュメント 第4回『安室奈美恵 最後の告白』」では7年前に声帯を壊していたことを告白。「そろそろ声帯も限界なのかなとか、声がうまく出ないなとか、そういうこともあったので」とし、「いい状態の安室奈美恵を思い出として残して欲しかった」とコメントをしています。どこまでも妥協なく、ファンのことを考えて引退していった安室ちゃんの去り際はまさに伝説です。
引退宣言をしたものの、ファンとしては何かの機会に復帰した姿を見たいと思ってしまいますよね。引退までも美しく芯のある姿に、ファンとしてはこれからの希望を与えてもらえた気持ちになります。
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2019年1月30日~2019年1月30日
有効回答者数:30歳から49歳 女性100名
<文/瀧戸詠未>
【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
(出典 news.nicovideo.jp)
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